豊かな髪を優先?見た目の綺麗さを優先?
表面的に格好良く見せたり綺麗に見せることと育毛とは、製品の処方設計は正反対でかつケア方法も全くの正反対になります。
だから、格好良く見せながら(例えば、カラーをしながら)育毛に役立つものなんてないのです。無理なのにも関わらず、貴女が求めるから、格好良く見せながら育毛に役立つヘアケア製品や情報が出てくきます。
すると、何年かすると「その製品を使っているが、かえって薄くなってきた」と言う育毛のご相談が増えてきます。
方法や製品の目的が全く違う
お肌に例えれば分かり易いと思います。
- 貴女は肌荒れがひどくなってきた時にどうしますか?
- 厚化粧で肌荒れを隠すことをしようとしますか?
- 厚化粧で肌荒れを隠すことをしていると、肌荒れがひどくなり、20才代なのに40才代以上の老化した肌になってきます。
ではどうするでしょう?
- まず、厚化粧を止めて、洗顔料に気を使います。
- 次に、化粧水や美容液に気を使います。
- 最後に、ファンデーション等の綺麗に見せる為の化粧品をできるだけ使わないように気を使います。
- 食生活でもお野菜を多目に摂るようにしたりして気を使います。
要は、おしゃれや綺麗に魅せるためのものは止めてしまい、お肌がちゃんと育つ様に気を使うわけです。
二匹を追うものは一匹も得ず
では、綺麗に見せる為のファンデーション等で厚化粧で肌荒れを隠すことをしながら、洗顔料や化粧水・美容液に気を使っていて、ひどい肌荒れは良くなりますか?
普通中々良くなりませんよね。
良い物良質なものは高価
お肌に使う化粧品は過去に化粧品での肌トラブルが多かったと言う経緯があるので、メーカーもかなり気を使った作りにしています。
そして、結構良質な成分を使っています。
その為、ヘアケア製品に比べて非常に高価です。だから、まだ薄化粧しながら洗顔や化粧水・美容液に気をつかうだけでも肌荒れはましになってくるのです。
まさか、ヘアケア製品のように500mlで800円とか1,000円程度の洗顔料や化粧水・美容液って無いですよね。
目的が違えば効果も違う
化粧品に例えれば、ファンデーション等の表面を綺麗に見せる為の化粧品と洗顔料・化粧水・美容液等の肌を綺麗にする化粧品とでは、その目的が全く違うのです。
「表面を綺麗に見せる為」と「質を綺麗にする為・整える為」とは目的が全く違うので製品の処方が違ってきますから、どちらも併用していては本当に肌質が綺麗にはならないのです。
育毛も目的を間違えないこと
市販のシャンプーやリンス・トリートメント・整髪料・ムース・ワックス等々はあくまでもヘア用=髪を「表面的に綺麗に魅せる為」「綺麗に整ったように魅せる為」のものです。
その為に製品は作られます。石鹸シャンプーも目的が違い、頭皮用のクレジングなんて使っていると毛を無くします。
決して頭皮(肌)を整える為のものではない
中には、綺麗に見せながら育毛にも役立つと言われる(あくまでも広告や宣伝で)製品も出てきますが、目的の違う正反対のことをするように作られているので、どうしても中途半端な作りになってしまいます。
結局は育毛に良いと言われることが相殺されてしまうことになるので、訴えているほども育毛に役立たないことになります。
安価な成分では頭皮を痛める
しかも、肌に使う化粧品のように高価に作れないこともあり(高価なものは売れないから)、安価な成分しか使えないので、頭皮(肌)をいためることはあっても良くは出来ません。
しかも、薄毛や細毛になってくると、それを隠す為にカラーやパーマをする人も多いですから、さらに薄毛が進行していき隠せなくなってきます。
年配の女性を見て下さい。皆さん隠そうとしていますが、全く隠すことに役立っていないですよね。
貴女の顔に使えばよく分かる
もし、ここに記載している内容に疑問を感じられる人がいらっしゃるなら、一度2ヶ月ばかし市販のシャンプーやリンス・トリートメント・整髪料・ムースやワックスを顔に使ってみて下さい。
カラー剤やパーマ剤も顔に使ってみて下さい。
ほとんどの人はこんなことは怖くてしないと思いますが・・・・。怖くてしないことを頭皮には平気でしている訳です。
ですから、格好やスタイルを気にするよりも、まず先に心身・頭皮の血行を改善し良質な髪を回復させることに専念しましょう。