生え際の後退を何とかしたい。生え際は回復するか?
生え際の毛の伸びるスピードは極端に遅い上に、他の部位に比べてマイナス要因が多いこともあり、回復させるのは無理ではないが時間がかかると言えます。
生え際の後退は回復させる前にどこかで後退を防ぐことが一番大事です。後退を防がないと回復もないからです。
その為には生え際の後ろの毛がちゃんと成長するようになることです。
そうなると、生え際の回復の可能性が高まってきます。
男性の生え際の後退は
男性の生え際の薄毛と後退は、一度進行すると回復させるのは困難なことが多いです。でも絶対無理かと言うとそうでもないところに育毛のとらえ方の難しさがあります。
生え際は、血管で言えば末端の組織です。末端部分が衰えるのは幹の部分=太い血管部分に問題があるからです。
幹の太い血管が良くなっても、末端の組織がどう変化するのかは神のみが知る分野なんので戻るかどうかは分かりません。
が、幹の部分が良くならないとその先の末端の組織が良くなることはありません。幹の部分が良くなる=生え際の後ろの毛が成長すると言うことです。
幹の部分=太い血管部分を改善しないで、生え際ばかりを触っていると後退が激しくなってしまいます。
どの程度進行しているのか?
生え際が気になるなら、以下のことを確認してみて下さい。
- 産毛でも残っているか?
- 毛穴が残っているか?
- 全く生えなくなって何年経っているか?
- その人のお仕事は何か?
- その人の性格は?
- 生え際の後ろの全体の毛の勢いは?
これら次第で可能性が大きく変わってきます。
回復するにしても、頭頂部に比べて5倍も10倍も手間と時間がかかり、何回も生え替わらないと戻りません。
優先順位をつけて、まず確実性の高いところ=生え際の後ろの部分で進行させない育毛のケアから取り組みましょう。
生え際は、鏡で見えるのでここばかりを気にされる人は多いですが、生え際ばかり気にして頭頂部の毛を無くしている人が多いので気をつけて下さい。
女性の生え際の薄毛は
女性の生え際の薄毛は、その人の薄毛の原因を良く理解して、それに適したケア法を採ればほとんど戻ります。
ただ、ご自分のヘアスタイルを変えることを嫌がったり面倒がって、必要なケア法を採らない女性が多いので上手くいかない女性が多いだけです。
時間がかかるのは男性と変わりません。
以下の写真は20才代前半の男性のものです。
当たり前ですが、以下のような場合は後退でもハゲでもありません。ところが、ご相談にいらっしゃったこの方は「生え際が後退したハゲた」と訴えらるのです。
ネット上に出てくる生え際の後退やハゲの情報は、こんな写真の方が大半あると思って間違いありません。
生え際の右側を撮影しました。何もせずに撮った写真と髪の毛をかきあげて撮った写真です。